大村記念微生物資源研究フロウティラ教育研究基金のご案内
大村記念微生物資源研究フロウティラ教育研究基金のご案内
本学、大村記念微生物資源研究フロウティラは、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智特別栄誉博士の功績を記念し設置した研究組織です。
現在、北里大学大村智記念研究所と連携し、大村先生が放線菌から見出したエバーメクチンとその誘導体を基盤とした次世代治療薬の開発を目指し研究に取り組んでおります。
本研究は、未だ治療法が確立されていない難治性癌やミクログリア関連疾患(疼痛・神経疾患など)治療への貢献が期待されています。
今後、研究を一層強化するには、研究資金の確保が重要であり、社会の皆様からの支援をお願いしたいと考え「大村記念微生物資源研究フロウティラ教育研究基金」を設立いたしました。
お寄せいただいた支援は創薬研究のほか、若手研究者、学生の教育の育成などにも活用させていただきます。
皆様におかれましては、本趣意をご理解いただき、ぜひともお力添えを賜りたく、伏してお願い申し上げる次第です。
国立大学法人山梨大学 学長
中村 和彦
山梨大学特別栄誉博士
大村 智
国立大学法人山梨大学
「難治性癌とミクログリア関連疾患に挑む:イベルメクチン誘導体を基盤とした次世代治療薬の開発」
大村特別栄誉博士の発案のもと、微生物資源を用いた創薬研究等を山梨大学で展開すべく、2024年4月に大村記念微生物資源研究フロウティラを設立しました。大村先生が放線菌から見出し開発したイベルメクチンは、アフリカ全土にまたがる風土病の特効薬として数億人を助けてきました。その功績により2015年にノーベル生理学・医学賞が授与されました。ノーベル賞化合物であるイベルメクチンは多種多様な薬理作用が報告されてきており、癌に対する効果が近年研究者の間で注目され始めています。
癌は現在でも有効な治療方法が望まれている疾患で、2023年のデータでは38万人が亡くなる悲惨で身近な病気です。抗癌剤が著効を示す場合でも癌細胞が耐性をもってしまい効かなくなる症例も数多くあります。イベルメクチンは複数の抗癌剤に耐性を示す癌細胞を感性化するという特異な効果が見出されています。さらに癌免疫系にも強く作用し、特定の抗癌剤との併用で優れた併用効果が見出されています。この効果をもとに新たな治療戦略としてアメリカで臨床試験が進行中です。
別途、イベルメクチンがミクログリアに作用すると期待されることから、慢性疼痛やアルツハイマー症などの神経疾患に対して新たな可能性を示しています。これらの抗癌作用やミクログリアへの作用は、一見すると全く異なった作用と捉えられますが、この根本的な作用は共通している可能性があり、今後さらなる機能解明に取り組んでまいります。
ミクログリア研究は山梨大学が強みとする分野であり、現在でも世界のトップクラスの研究を行っています。
山梨大学と北里大学では包括的共同研究契約を締結しており、北里大学大村智記念研究所が有する約2000個のイベルメクチン誘導体と山梨大学が保有する希少放線菌ライブラリーを用いて癌とミクログリア等に有効性を示す化合物の探索を山梨大学で実施してまいります。
イベルメクチン誘導体と希少放線菌から得られる化合物の中から、イベルメクチンの効果を数十倍から数百倍まで凌駕する薬の創製を目指します。
イベルメクチン誘導体の開発による癌患者および疼痛・神経疾患等の患者への貢献
「企業活動と医療機関等の関係の透明性に関する指針」に従い、ご寄付を頂く各社様が会計年度の終了後に、ご寄付に関する情報をウエブサイト等にて公開することに、大村記念微生物資源研究フロウティラ参加メンバーは同意いたします。
「大村記念微生物資源研究フロウティラ教育研究基金」は、イベルメクチン誘導体を基盤とした難治性癌とミクログリア関連疾患に対する次世代治療薬の開発を目的として設立いたしました。
本事業は、山梨大学のライフサイエンス・医学・工学分野を融合した研究体制を最大限に活かし、特に、イベルメクチン誘導体の開発による革新的な治療法の開発を加速いたします。そして、難治性癌とミクログリア関連の疼痛や神経障害疾患を改善する創薬研究の新展開に挑戦いたします。
本基金へご寄附いただいた皆様には感謝の意を込めまして次のことを行っています。
基金は、山梨大学が責任を持って適正に管理運営し、その状況については、ホームページ等を通じ適宜ご報告いたします。
本基金の趣旨をご理解いただき、以下のいずれかの方法で、何卒ご協力を賜れますようお願い申し上げます。
・クレジットカード決済
・銀行振り込み
・コンビニ決済
・窓口払い
各方法の詳細は下部のお支払方法をご覧ください。
同窓会員(卒業生、修了生)、在学生の保護者の皆様、教職員(退職者を含む)
及び企業並びに趣旨に賛同してくださる方々にお願いしております。
2025年8月1日(金)
Webフォームに必要な情報を入力
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お申し込み内容の確認
※クレジットカードの場合は、カード番号の入力と確認もお願いいたします
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お申し込み完了
※コンビニ・Pay-easy・ネットバンク、銀行振込みの場合は、お支払いをお願いいたします
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領収証書の送付
寄附金のお支払いには、クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy、ネットバンクなどがご利用になれます。
※お支払い後の、ご変更・ご返金等は原則としてできません。
通常のカード利用と同様の扱いで、クレジットカード会社に登録している口座からのお引落しとなります。
以下のマークがついているクレジットカードがご利用いただけます。
JCB、VISA、MasterCard、DINERS、American Express
当サイトでは、安全にクレジットカード決済をご利用いただくため、3Dセキュア2.0(本人認証サービス)を導入しております。
3Dセキュア2.0についてはこちらをご参照ください。
https://www.veritrans.co.jp/user_support/3d-secure.html
詳細につきましては、ご利用のカード発行会社へお問い合わせくださいますようお願いいたします。
申込完了画面や申込完了メールに記載されたお支払い受付番号などを利用して、申し込み後に、お近くのコンビニエンスストアやPay-easy対応のATM、ネットバンクなどからお支払いすることができます。
リンクをクリックすると、お支払い方法の詳細が確認できます(別ウィンドウが開きます)
ATM・ネットバンキングでのお支払いにご利用いただけるPay-easy対応の金融機関一覧はこちらをご確認ください。
指定の銀行口座に直接お振込みいただきます。
ご寄附の都度、領収書・お礼状・確定申告用証明書を送付いたします。
お申し込みいただいた寄附金は、本学に入金となるまでに約 1~2ヶ月を要し、領収書の発行は 2~3ヶ月程度を要しますので、寄附控除の適用対象年については、十分ご注意下さい。
また、領収書の日付は、申込日ではなく、寄附金が決済代行会社から大学に入金された日付となります。そのため、お申し込みが11月以降になりますと、領収書の発行日付が翌年になる可能性があります。その場合は、寄附金控除も翌年の対象となりますのでご承知おきください。
初回は、お申し込みの日になります。次回以降は翌月の月初となります。
決済日は6月と12月です。ただし、初回はお申し込みの日、2回目以降は下記のとおりです。
申込日 | 決済日 |
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1月1日~6月30日 | 当年12月1日 |
7月1日~12月31日 | 翌年6月1日 |
初回は、お申し込みの日、次回以降は翌年の12月1日となります。
定期申込はログイン後のマイページからいつでも解約申請が可能です。
解約申請された日が決済月に当たる場合は、当該月分の振替処理は行われます。予めご了承ください。
山梨大学は、個人・法人を問わず、所得税法上の寄附金控除の対象となる特定寄附金(所得税法第78条第2項第2号)又は、法人税法上の 全額損金算入を認められる寄附金(法人税法第37条第3項第2号)として財務大臣から指定されています。従って、お寄せいただいた寄附金は、定められた基準により所得控除を受けることができます。
※所得控除を受けるため、確定申告に必要な領収書を発行しますので、大切に保管してください。
(領収書がお手元に届くのは、ご寄附をいただいた翌月の中旬~下旬頃になります。)
2千円を超える部分について、所得控除制度を受けることができます。
(寄附金額-2,000円)×(所得に応じた)税率 ⇒ 所得税額から控除
※控除を受けられる寄附金額は、総所得金額等の40%を限度とします。
寄附金全額が損金算入可能です。
山梨大学教育研究支援基金の「本学の学生に対する奨学金事業」及び「本学の研究者等に対する研究等支援事業」を寄附目的として個人からご寄附された場合は、確定申告の際に、「所得控除制度」と「税額控除制度」のいずれか一方の制度を選択いただけるようになり、減税効果が大きくなります。なお、「山梨県立大学との連携推進事業」及び「教育研究事業等(全般的)への支援」を寄附目的としてご寄附された場合は、従来どおり「所得控除制度」が適用されます。大村智記念基金、大村記念微生物資源研究フロウティラ教育研究基金、工学域教育研究基金、教育学域教育研究基金及び生命環境学域教育研究基金は、税額控除の対象となりません。
以下に「税額控除制度」と「所得控除制度」の制度について記載します。
※山梨大学は、租税特別措置法施行令第26条の28の2第2項第1号、第3項及び第4項に規定する要件を満たしていることの証明を文部科学大臣から受けています。
山梨大学教育研究支援基金の「本学の学生に対する奨学金事業」及び「本学の研究者等に対する研究等支援事業」を寄附目的とする個人からの寄附のみ対象です。
※教育研究支援基金の「山梨県立大学との連携推進事業」及び「教育研究事業等(全般的)への支援」を寄附目的とする個人からの寄附は、「所得控除制度」が適用されます。
※大村智記念基金、大村記念微生物資源研究フロウティラ教育研究基金、工学域教育研究基金、教育学域教育研究基金及び生命環境学域教育研究基金は、事業の種類にかかわらず全ての事業が税額控除制度の対象外となるため、「所得控除制度」が適用されます。
(寄附金額-2,000円)×40% ⇒ 所得税額から控除
※ただし、当該年の所得税額の25%を限度とします。
(寄附金額-2,000円)×(所得に応じた)税率 ⇒ 所得税額から控除
※控除を受けられる寄附金額は、総所得金額等の40%を限度とします。
(あくまで目安ですのでご参考としてお取扱いください。)
上段は所得控除を選択した場合の所得税還付金額
下段は税額控除を選択した場合の所得税還付金額((寄付金額-2,000円)×40%、ただし年間所得税額の25%が上限)
■税額控除による還付の方が多い
■所得控除による還付の方が多い
上記の措置を受けるため、確定申告に必要な「寄附金領収書」等を発行しますので、大切に保管してください。領収書がお手元に届くのは、ご寄附をいただいた翌月の中旬頃になります。
確定申告期間に、本学が発行した「寄附金領収書」を添えて税務署に申告してください。なお、税額控除を選んだ場合は、「寄附金領収書」に加え「税額控除に係る証明書(写)」を添えて申告してください。
(税務署で確定申告を行うと、所得税と個人住民税の両方の控除を受けることができます。)
住民税の寄附金控除のみを受ける場合は、市町村に申告してください。
自治体の条例で、山梨大学への寄附金が控除対象として指定されている場合は、寄附された翌年の1月1日に当該自治体にお住まいの方は個人住民税(都道府県民税及び市町村民税)の税額控除が受けられます。
寄附金額から2,000円を差し引いた額の4%が個人県民税から控除されます。同じ寄附金が、市町村においても寄附金税額控除の対象に指定されている場合は、市町村民税分の6%と合わせて10%が控除されます。
※この制度は、都道府県・市町村がそれぞれの条例で寄附金控除の対象を指定するものですので、詳細については、お住まいの都道府県市町村に直接お問い合わせください。